不妊治療で鍼を行うとなぜ効果があるのでしょうか?

論文の中には不妊治療に対して鍼を行うと有効と書いてあるものもあります。そうではないものもあります。

鍼灸治療の臨床現場では、患者様の体が「冷えなのか熱なのか」、「あなたはどのような体の状況なのか」、また体質や性格も考慮して、「漢方医学的に五臓六腑というものがなぜどうなっているのか」を考えて治療することを心がけ、全身治療を行っております。

その結果、脈やお腹が妊娠しやすい状態に変わっていくという理屈です。

患者様はそれぞれ体質も性格も環境も持っている症状も全て違うため、不妊に効果的だとされるツボを使った治療のみでは結果は出にくいように思います。

患者様から「お陰様で妊娠することができました。」と言って頂けることがよくありますが、それは本来、患者様自身が持っていた力なのです。鍼灸はほんの少し後押しをしたに過ぎません。

鍼灸は、もともと患者様が持っている力を発揮するお手伝いをさせて頂いたのだと思っています。

では実際どのような考えで鍼灸を行っているのか。

それは陰陽五行説を始め、漢方の医学理論に基づいた鍼です。

当院の鍼灸治療では、「東洋医学的」にお身体の状態を把握することが一番重要だと考えております。

陰陽五行説に基づく考え方は、現代医学で求められるエビデンスとしてデータをまとめるのは非常に難しいものです。これは数値化するのが難しいということであり、これが陰陽五行説をベースにした鍼灸は現代化できないと思われる理由です。

しかしながら鍼灸医学を発展させてきた原動力が陰陽五行説です。

鍼灸治療を行うのであれば、陰陽五行説が鍼灸の発展にどのような影響を与えてきたかを考え、先人達が行なってきた東洋医学に対する歴史観を持って日々の臨床を行うことが重要だと思います。

当院では、「脈やお腹を整える」ことで“妊娠しやすい体づくり”を目指し、

「患者さま自身の本来持っている」生命力を引き出すことを目的に鍼をしています。

当院の鍼の方法はほとんど刺しません。刺激針や低周波やパルスも使いません。

刺さずに気を調整してあなた自身の持っている力を引き出す鍼を行います。

当院に通っていただいている患者様の中である病院にて凍結胚盤胞移植をされた患者さまの妊娠率を出してみると、

平均年齢が39.6歳で妊娠率が53.1%でした(2013.6現在)。

この妊娠率は一鍼灸院の少ないデータでしかありません。

論文の結果発表では様々な結果が出ておりまが、例え胚のグレードが悪くともいい結果が出るよう信じ全力で鍼をしています。

鍼灸を行う際は東洋医学的に考え、刺さずに治療する鍼は驚かれることが多いものです。

私は当院で治療して頂けることになったご縁のある患者さまに対して、日々努力し、精一杯治療させて頂ければと思っております。

 

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