妊娠初期のつわり症状 気持ち悪さで吐かなくなった鍼灸治療例

妊娠初期のつわり症状 気持ち悪さで吐かなくなった鍼灸治療例

妊娠初期のつわり症状

先日、妊娠初期のつわりでとにかく気持ち悪く

口に食べ物を入れている時ときだけが幸せという症状で初診の患者様が来られました。

 

鍼も初めてだったとのことですが、

あまりのつらさに、

できることはしてみたかったと話してくださいました。

 

つらくて毎日泣いていて、上の子のお世話もできないということです。

 

つわりのつらさは経験した人にしか分からないつらいものと言われています。

 

私は男なのでつわりのつらさを体験することがありませんが、

子どもの頃から車酔いがひどく、

また胃腸炎に対してもめっぽう弱いです。

気持ち悪いのだけはきつい…

 

だからほんの少しは気持ちが分かる気がしています。

二日酔いでも、車酔いでも気持ち悪くなった人には人一倍やさしさをみせます(笑)

 


つわりで吐きそう

だから悪阻は本当に楽になってほしいと心底思っています。

それが何週間も続くなんて生き地獄です。

 

何とか楽に過ごすことができないものか…

もちろん私ができることは鍼灸!です!

 

つわりに鍼灸は相性がいいのです。

 

妊娠初期の鍼について気になる方は、

一つ前の記事

妊娠初期の鍼灸。効果や禁忌は?~幸せな日々を取り戻すために~

をご覧ください。

 

つわりの鍼灸治療 実例

つわりといっても症状は人それぞれ。

 

つわりの鍼灸治療も、

体の状態によって治療方法(使うツボ)は異なります。

 

冒頭のつわりの方の治療ですが、

ある特徴的な脈と症状が出ていました。

どんな治療をしたのか専門的な話ですが、ごく簡単にまとめます。

興味のある方は読んでみてください。

—————————————————————————————

5月某日は季節で言うと夏です(立夏以降は夏です。2019年は5月6日が立夏)。

夏は暑いため熱を持つ季節です。

 

東洋医学では、心(しん)という臓器が旺盛になります。

夏の脈は浮いているのが良いのです(温かい空気が上昇するように、人の体も夏の熱の影響で脈が浮く)

 

実際に脈を診ると、

やや浮いていて柔らかすぎて緩い脈が出ていました。

 

この脈は胃腸症状やだるさ、横になっていたいという症状が出やすい脈。

確認してみると、その通りだとおしゃっていました。

 

『難経』という医学古典書では緩い脈(緩脈)の場合、

味覚に特徴が出ると書いてあります。

 

また夏に出やすい洪脈という脈を打っています。

洪脈というのは脈の打つリズムに特徴があります。

 

脈の来るときがすばやく、去る時が衰えるような打ち方で、

鶏が足を挙げて歩く様なリズムの打ち方です。

 

脈診では指の当たる部位によって診ている臓が違うのですが、

今回は心の位置に特に「緩脈と洪脈」が出ていました。

(心の位置とは、患者さんの左手の一番手首側の位置です。)

 


脈診

『難経』から考えると苦い味に変化が表れるはずです。

 

実際に聞いてみると、

「口が苦い」

古典の通りありました!!

 

このような診察所見からツボはすぐ決まり、

肘にある「小海」というツボを使いました。

 

—————————————————————————————

大事なのことは、身体の状態によってツボは変わるということです。

 

身体に表れている状態(反応)とは、

症状はもちろんのこと、季節(暑い寒い湿度が高い等)や感情の変化など、

体の内面や環境の影響なども反応として表れているのです。

 

人それぞれ身体の状態が異なるので、

つわりの症状だから〇〇のツボを使うという決まりがありません。

 

患者さんの表している状態に合わせたツボが一番有効です。

2回目に来院された時に、

前回の治療後のことを伺ってみると、

アレから一度も吐いていないとのこと!

@コスメというサイトに口コミを書いていただけました。)

記事を書いている時点で、

初診日から13日経っていますが、

あれから吐いてしまったのは突発的な一回のみです。

 

つわりのツボ

口コミにも書いてあるつわりですが、

対症療法として、

自宅でできる「つわり」のお灸があります。

 

「裏内庭」というツボで、

これは気持ち悪い時に効果的なツボです。

 

そあら鍼灸院ではつわり対策としてご自宅でできるお灸セットがあります。

院内でもお灸の仕方を説明しているます。

こんな感じです。

最初は難しそうですが、慣れればできますよ。

とてもつらい方は毎日欠かさずされています。

 

まとめ

妊娠初期は赤ちゃんの大事な器官が作られていく大事な時期で、極力薬は飲みたくないもの。

鍼灸でつわりの軽減だけでなく風邪予防だってできてしまいます。

 

日常生活を少しでも楽しく過ごせるようにサポートできればと思っています。

妊娠初期に困った症状がある方はご相談ください。

そしてこういう時期だからこそ、

ぜひ鍼灸治療もあるということも選択肢の一つとして心の支えとしてほしいです。

 

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妊娠中の身体は、妊娠前とは違います。

妊娠中であることを考慮して慎重・丁寧に。

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