活性酸素は体の錆び-目も卵巣も-
こんにちは。
そあら鍼灸院の松本です。
これまで5回に渡って妊活に目のケアが
なぜ重要かをお伝えしてきました。
一旦今回で、目と妊活シリーズは閉じていきます。
そして最後のテーマは
老化の原因である活性酸素!
人は大昔から
例えば
メソポタミアの『ギルガメシュ叙事詩』に
不老不死を求める記述があります。
古今東西問わずそのような逸話は多くあります。
中国の秦の始皇帝然り。
始皇帝は不老不死の薬を求めて
部下に薬を探させました。
(秦の始皇帝といえば、キングダムを
読んでいる人はお馴染みかもしれません)
つまりアンチエイジングは昔から
大きな関心事だったのです。
よく卵巣機能とミトコンドリアの
関係が取り上げられます。
2018年の日本IVF学会での学術集会では
「桑実期胚でのミトコンドリア機能が
加齢に伴い低下することを示す」
と発表されています。
ミトコンドリアの働きが悪いと
活性酸素が作られやすくなり
細胞が錆びついて機能低下を引き起こす
ということです。
卵子の質とミトコンドリアについては
詳しくはこちらのコラムに書いています。
「卵子の質や老化対策にミトコンドリアの活性化を」
https://soara-sinkyu.com/hunin-shinkyu-kouka/mitochondria-egg-ovum
そして糖尿病や高血圧、ガンなどの病気にも
活性酸素が関わっているといい
全ての病気の90%以上に関係するといわれます。
活性酸素が増える原因は日常生活と密接です。
・ストレス
・紫外線
・加齢
・高血糖
・激しい運動
・化学物質
・ブルーライト
などなど
人間が健康的に生きる上で活性酸素は
無視できないトピックなのです。
人間は活動するために
エネルギーを産生します。
そのエネルギーの元を産生するものが
ミトコンドリアです。
ミトコンドリアは
呼吸で取り入れた酸素を産生すると同時に
活性酸素を出します。
呼吸によって消費される酸素の2-3%が
活性酸素となります。
これまで散々活性酸素は体を錆びさせるだの
老化の原因だのとディスりましたが
実は超重要な働きもしてます!
白血球などはこの活性酸素を利用して
細菌やウイルスを撃退します。

「この雑菌ヤロー」という声が
どこからか聞こえてきそう
それぞれの細胞は、自分の身を守るために
抗酸化酵素を生産しています。
抗酸化で有名なビタミンCやビタミンE、
またカロテノイドやポリフェノールなど
食事から摂取した抗酸化成分も
活性酸素を除去します。
しかしあまりに活性酸素が多く発生すると
除去しきれなくなります。
また抗酸化酵素を作る機能は
加齢により衰えていきます。
つまりバランスが重要だということ。
過剰な活性酸素のために
細胞膜を破壊したりDNAを傷つけたり
することで目の病気に影響します。
(妊活でいえば、この攻撃によって
卵細胞が傷つき卵子劣化の原因となります。)
目は活性酸素が発生しやすい部位でもあります。
なぜかというと
生体の色の基となる色素の中には
光エネルギーを吸収することで
活性酸素を生成するものがあります。
目は直接日光の影響を受けることが多いため
活性酸素が発生しやすいのです。
酸化ストレスは多くの目の疾患の
原因だということが明らかになっています。
私たちは抗酸化酵素を十分保つために
先に上げた原因の回避に加え、
日々取り入れることが重要です。
代表的な抗酸化成分を挙げます
ビタミンC
・ゴールデンキウイ
・レモン
・ピーマン
・芽キャベツ
・ブロッコリー
ビタミンE
・魚
・モロヘイヤ
・たらこ
・アーモンド
カロテノイド
(自然界の動植物に広く存在する
黄色・橙色・赤色の色素成分のこと)
・ブロッコリー
・ほうれん草
・パセリ
ポリフェノール
・赤ワイン
・カカオ
・モロヘイヤ
・ごぼう
ぜひ日常で取り入れてみてください。
これまで眼精疲労について
・東洋医学の「血」と目
女性と「血」は切っても切り離せない
妊娠のエネルギーである「血」
・東洋医学の「肝」と目
肝は「血」を貯蔵するので女性と密接
肝は子宮をつかさどっている
・糖化と目
糖化は身体の焦げすなわちエイジング
そして今回の抗酸化作用
これらのテーマを全5回を
お届けしました。
それだけ眼精疲労と妊活は大きな関係があるからです。
これらは妊娠に関係する働きや
老化対策と密接だったわけです。
目のケアは「血」を養うことにつながります。
目の疲れ対策やよく寝ることで「血」は
回復します。
眼精疲労と妊活についてご相談など
あったらぜひ聞いてください。
ではまた。
