お腹の硬さ柔らかさについて解説
戻り方が強いのは良くないですか?」
(反発が強いということ)
先日、施術中に質問がありました。
日頃からお腹をよく触って
観察しているからこそ
微妙な触り心地の違いに
気づかれたのだと思います。
とてもすごいことです。
東洋医学では
妊娠しやすいとされるお腹があります。
良いお腹とは
弾力がある柔らかいお腹。
お腹全体が
ゴムまりのような感じです。
・反対に硬いお腹
・ベコベコの柔らかすぎるお腹
はよくないお腹です。
硬いお腹の感触を例えるなら…
鶏肉むねブロックくらいでしょうかね。
柔らかすぎるベコベコは
空気の抜けたタイヤみたいな感じです。
そして
そもそもお腹の硬さとは何なのか?
これは瘀血(おけつ)といわれる状態で
血の滞りです。
瘀血の症状は
・肩こり
・頭痛など各種痛み
・手足の冷え
・月経痛・筋腫など婦人科疾患
・シミ・そばかす・黒ずみ・くすみ・肌荒れ
などなど
温かい血が運ばれなくなるので
冷えたり痛みが出たり
栄養など必要なものが届きにくくなります。
ちなみに脈だと
滞る、遅い、細い、
リズムが悪い、硬いなどが出ます。
今回冒頭の質問をいただいて
お腹を見させてもらったところ
ゴムまりとまではいかないものの
確かに少し硬さがありました。
ゴムまりの空気圧が少し高い(張っている)
感じです。
これまでにしっかり整えてこられていましたので
基本的にはゴムまり近い状態です。
なので一時的に少し張りがあった程度なので
そんなに問題になる
硬さではありませんでした。
一方で
お臍の下の方が
少し柔らかすぎた状態、
若干ベコッとした感じがありました。
お臍の下の力のなさは
小腹不仁(しょうふくふじん)といいます。

日本東洋医学会 HPより
武道やスポーツの世界では
この場所は「臍下丹田」(さいかたんでん)といわれ
この場所にエネルギーが宿っている状態は
パフォーマンスを上げるためにも重視されています。
臍下丹田は
気(エネルギーのようなもの)が
集まる場所だとしているからです。
そのため妊娠しやすいお腹の
もう一つのポイントは
臍下丹田がふっくらしていて
エネルギーが集まっていることです。
さきほどの空気の抜けたタイヤは
空気(エネルギー)が抜けて
不足していることを意味しています。
だからこそ
空気が充実していると
程よい圧になり弾力が出てきます。
硬いお腹の瘀血も
下腹が柔らかすぎる小腹不仁も
原因は様々ありますが、
共通して代表的なのは「足の冷え」です。
セルフケアとして
足の冷え対策をすることは
お腹づくりに実はかなり
密接に関わってきます。
足元は特に温かくしてお過ごしください。
では。
P.S.
先週の日曜日は鍼の研修会にて
嶋田先生による
『難経』という2千年ほど前に書かれた
鍼灸師必読の本の発表でした。

P.S.2
コラムをリライトしました

着床不全とは|着床障害の原因(慢性子宮内膜炎や免疫の問題?)
もくじ
着床障害とは
胚因子の原因(染色体異常)と対応
子宮因子の原因と検査・治療
母体が原因となりうる場合の検査・治療
そあらの施術目的・対応
事例
